ユニオン技研は、
産業用電子機器の開発などでの確かな実績で長年蓄積した
電子工学をベースに、 常に独創的な製品造りを目指す会社
です。
新時代のハンダ付け技術を実現するリングハンダ、オーディ
オ用ハンダ、高級プリアンプ、FA機器の電子制御基板などの
開発・製造・販売を行っております。
・半田付けの新しいカタチ、リングハンダ、その使い方や半田付けテクニックを
「はんだ付け」と「プロフェッショナル 」に詳しくご紹介。
・最高の音質を当社の半導体アナログ技術で実現した、ハイエンドプリアンプ「URS-100」のご紹介
と オーディオコンテンツ。
・弊社設計開発の電子制御基板の一部を紹介。
などなど…
ゆっくりとご滞在ください。
リングハンダの用途別最適サイズは?
リングハンダをご使用に当たって、「○○のハンダ付けをしたいんだけど、何番のリングハンダを使えば いいの?」または、「NOxのリングハンダは、何のハンダ付けに使えるの?」などのサイズに関するご質 問を頂戴する事が有ります。
当社では、使い易いと思われるサイズのリングハンダをセレクトして皆様にご提供しておりますが、お客 様のご自由な発想でご使用頂きたいとの思いで、これまで特に「このサイズはこれにご使用ください」と いう使用方法を固定したご案内は行っておりませんでした。
しかし、リングハンダを初めて使ってみようとお思いに成られた方などは、NOサイズからは実際の大きさ が想像出来ない、と言う事も御座いますのでリングハンダのサイズ別使用例をご紹介したいと思います。
トランジスタやIC、抵抗、コンデンサーなどの小型部品を使用してプリント基板を製作する場合は、NO4又 はNO5のサイズが適当と思います。NO4は、リング内径0.8mmですので抵抗やコンデンサー、トランジ スタに使用されている0.6mm程度のリードには丁度良いサイズとなっています。
IC等に使われている板状のリードには、NO4でも勿論大丈夫ですが、一寸きついと思う場合は、NO5が 宜しいと思います。NO5はある先生ご推薦のもので、内径1mmと若干大きめですが、ハンダ線は0.5mm と細く外形寸法はNO4と同じでハンダ量も殆んど同じです。
その他、整流用のダイオードや容量の大きな抵抗などは、少し太いリード線が使われています。これらの少 し大きめの部品には、NO7が適当と思われます。NO7は内径1.2mmですので、1mm程度までのリード には丁度良いサイズと思います。
スルーホール基板の場合は、上記と同じ部品を使用しても、同じサイズのリングハンダではハンダ量が少し 不足する事が考えられます。この場合は、リングハンダを2個ずつ使用する、またはリングハンダは飽くまで 仮止め用という事にして、後に線ハンダを使って本はんだ付けをする、等の方法が有りますがもう一つの方 法としてNO7を使用するという事も考えられます。NO7は、前述の通り少し大きめですがその分ハンダ量も 多くなっていますので、場合によっては丁度良いハンダ量となる事が有ります。一度お試しください。
以上はプリント基板のはんだ付けで使用する場合に、適当と思われるリングハンダサイズに付いてご説明致 しましたが、これらのサイズは思った以上に小さく実際使用するにはピンセットを使用しての作業が必須とな ります。
そこでリングハンダ、特に上記の様な小さめのサイズを使用する場合には、是非とも「輪っ!ペン」のご使用を ご検討頂きたいと思います。上記の様なプリント基板の製作では、「輪っ!ペン」は本当に重宝します。 手前味噌となりますが、当社内でも同様の作業では「輪っ!ペン」は必須アイテムとして欠かせない物となって おります。
真空管アンプなど、ラグ端子などにリード線を使用して配線する場合には、NO7,NO9,NO11の少し大きめ のサイズのリングハンダが使い易いです。
ラグ端子などへのはんだ付けには、部品やリード線等のサイズと、ハンダ量を考慮して少し大きめのリング ハンダを選択するのが良いと思います。
内径3.6mmとリングハンダの中でも大きめですので、特にピンセットなどを使用しなくても 取り扱いは容易ですし、またその分ハンダ量も多目となっていますのでリード線など、 ハンダ量を必要とするはんだ付けには使い易い一品ではないかと思います。
以上簡単では御座いますが、リングハンダのサイズ別の使用例をご紹介しましたが、上記は飽くまで一つの目 安に過ぎません。このサイズはこれに使用しなければならない、という事では御座いませんのでお客様の感覚 とアイディアでご自由にご使用頂き、是非ともお気に入りの一品として末長いご愛顧をお願い申し上げる次第で 御座います。
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